自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏
■1月管理人日記
厳しい冷え込みのなか「まなびの森」の新しい年が静かに始まりました。今月は10日、22日と二度の積雪を記録しました。月末には暖かな日もあり既に溶けていますが、林道の日陰では凍結し通行には細心の注意が必要になっています。今後も積雪が予想され春はまだ先になりそうです。
「まなびの森」の自然林復元活動も15年になります。昨年末の調査で森の再生が進んでいることは分かりましたが、ツリーシェルター(ヘキサチューブ)の解体、枯死木の撤去、補植などの作業も必要になります。これからも皆さんのボランティア活動への参加をよろしくお願いします。
-
雪の宝永火口
-
ヒノキの幼木も重たそう!
-
眉班と胸のまだら模様が特徴のツグミ
■12月管理人日記
12月に入ると一段と厳しい冷え込みが続き最低気温は-15度、下旬には10cmほどの積雪を記録しました。活動を終え雪化粧した「まなびの森」はひっそりとした静寂の中にあります。
今月は、東工大の吉川先生をはじめ関係者の方々と植林木の生育や林分成立状況の調査を行いました。植林木を中心に森の再生は確実に進んでいると感じました。また、「富士山を見ながら外で昼食をしたい」の声が多いことから、台風で倒れたウラジロモミの木でベンチを作りフォレストアークの周りに置きました。
今年は天候にも恵まれ予定したボランティア活動を全て実施することができました。多くの皆さんの御協力に感謝いたします。有り難うございました。
-
胸のマダラ模様が特徴のアオゲラ(キツツキ科)
-
雪化粧した「まなびの森」
-
倒木で作ったベンチ
■11月管理人日記
朝晩の冷え込みも一段と厳しくなり中旬には氷点下を記録しました。林内の小道には一面の霜柱、すっかり葉を落とし寒々とした木々の姿から何かしら寂しさを感じます。小枝の間からは遠く南アルプスの山々も見渡すこともできます。もう既に「まなびの森」は冬の装いに変わりました。
今月は天候に恵まれたこともあり、名城大学をはじめ、ディレクトフォース、三菱電機、住友林業建築技術専門校、住友林業グループの社員ボランティアと予定していた行事は全て開催することができました。皆さんには人口林の枝下ろしや間伐、ツリーシェルター(ヘキサチューブ)の取り外し等の育林活動を行って頂きました。
また、三菱電機の皆さんには「土留め」の補修という新しい活動にも参加して頂き有り難うございました。
-
南アルプスの雄姿
-
建築技術専門校の枝打ち
-
三菱電機の皆さん