自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏
■7月管理人日記
富士山の世界文化遺産登録が決まり、地元富士宮では例年のお山開きに加え多彩なイベントが行われています。一方、登山者の増加に伴い「山の事故も増えるのでは」と危惧もされています。くれぐれも軽装での登山や強行日程は謹んでほしいものです。
また、今後の環境保全をはじめゴミ対策など課題も多く、各人の自覚と責任も問われることになります。登録を機会に考えることも必要ではないでしょうか。
7月の「まなびの森」の活動は下草刈りが主となりますが、6日は一般ボランティア16名、10日には住友林業の社員と家族など33名、27日には三菱電機の約80名の皆さんが参加してくれました。今年からは成長した樹木のヘキサチューブ(鹿の食害から幼木を守るプラスチックの囲い)の解体作業も同時に行って頂きました。暑い中での作業大変お疲れ様でした。
他に、地元の3小学校が天然林を散策しながらの環境教育や乳幼児の親子自然体験教室も行われました。
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富士山の全容
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三菱電機の皆さん
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ヘキサチューブ解体作業
■6月管理人日記
例年に比べ早い梅雨入りでしたが長雨もなく空梅雨模様の6月となりました。「まなびの森」は、木々が新緑から深緑に変わりすがすがしい木の香をただよわせ、時の流れまでもがゆったりと感じられる不思議な空間となっています。
「アサギマダラ」が渡りの途中か? 森の中で静かに羽を休めていました。「アサギマダラ」は長旅をする蝶で、涼しい高原地帯で繁殖し秋になると適温の地を求めて遠くは沖縄や台湾にまで飛んでいくとのことです。(1日260km、最長2,246kmも飛んだ記録がある)
今月は地元の5つの小学校が「まなびの森」で環境教育を行いました。何百年もの年月を経た天然林を散策した子ども達は、自然の尊さを実感したようです。植樹をしながら「早く大きくなれ!」と、その想いを込めていました。
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アサギマダラ:鱗粉が少なく可憐な蝶 どこに長旅をする力が?
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サンショウバラの花:ミツバチも忙しそうに蜜集め
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環境教育:出発前の説明に子どもたちは真剣!
■5月管理人日記
5月に入ると「まなびの森」でも初夏の暖かさを思わせる日もあり、寂しかった樹間も瞬く間に若葉で蔽いつくされました。色とりどりの花々が咲き、小鳥たちのさえずりも日ごとに多くなり、森の息吹が強く感じられるこの頃です。
今月は、「彩」俳句会の皆さんの吟行が「まなびの森」で行われました。澄みきった空気を味わいながらの歌詠みは好評のようでした。
また、住友林業オーナーズの「ふれあい自然塾」が開かれ、参加の皆さん(80余名)には間伐木の枝切りと片付け(鹿の食害対策で立木の周りへ)、天然林の散策、植樹と一日中忙しく動き回って頂きました。
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ヤブウツギの花
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マミジロ ♂
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住友林業オーナーズの皆さん (ふれあい自然塾)