自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏
■5月管理人日記
5月に入ると「まなびの森」でも初夏の暖かさを思わせる日もあり、寂しかった樹間も瞬く間に若葉で蔽いつくされました。色とりどりの花々が咲き、小鳥たちのさえずりも日ごとに多くなり、森の息吹が強く感じられるこの頃です。
今月は、「彩」俳句会の皆さんの吟行が「まなびの森」で行われました。澄みきった空気を味わいながらの歌詠みは好評のようでした。
また、住友林業オーナーズの「ふれあい自然塾」が開かれ、参加の皆さん(80余名)には間伐木の枝切りと片付け(鹿の食害対策で立木の周りへ)、天然林の散策、植樹と一日中忙しく動き回って頂きました。
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ヤブウツギの花
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マミジロ ♂
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住友林業オーナーズの皆さん (ふれあい自然塾)
■4月管理人日記
4月に入り暖かさも増し林内の樹木も一斉に芽吹きはじめ、既にブナの樹冠は薄い緑色の葉を出しています。農作業の開始時期を教えてくれると言われるコブシの花や低木ながら満開のマメザクラは見応えがあります。また、林道沿いにはタチクボスミレや西洋タンポポが可憐な花を咲かせています。まさに「まなびの森」にも春がきた~!という感じです。
春の訪れと同時に「まなびの森」の活動も本格的なスタートになります。
13日には三菱電機の皆さん80余名が、200本の補植と枯死木の撤去、ヘキサチューブの再セットの作業に精を出してくれました。活動期間も10年目(27回)を迎え、中には幾度も参加されている方もいるようで、自ら植えた木を見つけ、大きくなったことに驚きや感激の声が上がっていました。
27日には東京農工大学 農学部の先生や学生の皆さん9名が植生調査の下見に来所されました。
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鮮やかな紫色のタチクボスミレ
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茎が短い西洋タンポポ
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三菱電機の皆さん
■3月管理人日記
例年に比べ遅い雪解けを待って案内看板の塗装、「まなびの森」入り口分岐点への矢印や樹木の名称板の取り付け、フォレストアークの案内パネルの取り付けなどを進めてきました。
もう既に、新年度に向けた準備も整い、ボランティアの皆さんを待つばかりとなっています。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
麓の公園や河川敷では満開のサクラの下で花見がされていますが、「まなびの森」ではミツマタ(和紙の原料として使われる落葉低木)がようやく開花したばかりで、マメザクラ(低木で富士山や箱根に多くフジザクラ、ハコネザクラともいう)などのサクラの開花は未だ先になります。
3月16日には「まなびの森」運営の主体となる第18回企画懇談会が開かれ、今後の諸活動について各委員の皆さんから貴重なご意見をいただきました。
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きれいになった案内看板
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樹木の名称板 フォレストアーク周辺&林内の樹木19本に付いているよ!
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第18回企画懇談会 貴重なご意見を頂きました