まなびの森通信

まなびの森通信

自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏

【第98回】木の香ただよう!「まなびの森」

2013年 7月 8日

■6月管理人日記

例年に比べ早い梅雨入りでしたが長雨もなく空梅雨模様の6月となりました。「まなびの森」は、木々が新緑から深緑に変わりすがすがしい木の香をただよわせ、時の流れまでもがゆったりと感じられる不思議な空間となっています。
「アサギマダラ」が渡りの途中か? 森の中で静かに羽を休めていました。「アサギマダラ」は長旅をする蝶で、涼しい高原地帯で繁殖し秋になると適温の地を求めて遠くは沖縄や台湾にまで飛んでいくとのことです。(1日260km、最長2,246kmも飛んだ記録がある)
 今月は地元の5つの小学校が「まなびの森」で環境教育を行いました。何百年もの年月を経た天然林を散策した子ども達は、自然の尊さを実感したようです。植樹をしながら「早く大きくなれ!」と、その想いを込めていました。

  • アサギマダラ:鱗粉が少なく可憐な蝶 どこに長旅をする力が?

  • サンショウバラの花:ミツバチも忙しそうに蜜集め

  • 環境教育:出発前の説明に子どもたちは真剣!

【第97回】「まなびの森」の息吹が!

2013年 6月 6日

■5月管理人日記

5月に入ると「まなびの森」でも初夏の暖かさを思わせる日もあり、寂しかった樹間も瞬く間に若葉で蔽いつくされました。色とりどりの花々が咲き、小鳥たちのさえずりも日ごとに多くなり、森の息吹が強く感じられるこの頃です。
 今月は、「彩」俳句会の皆さんの吟行が「まなびの森」で行われました。澄みきった空気を味わいながらの歌詠みは好評のようでした。
 また、住友林業オーナーズの「ふれあい自然塾」が開かれ、参加の皆さん(80余名)には間伐木の枝切りと片付け(鹿の食害対策で立木の周りへ)、天然林の散策、植樹と一日中忙しく動き回って頂きました。

  • ヤブウツギの花

  • マミジロ ♂

  • 住友林業オーナーズの皆さん (ふれあい自然塾)

【第96回】「まなびの森」にも春がきた~!

2013年 5月10日

■4月管理人日記

4月に入り暖かさも増し林内の樹木も一斉に芽吹きはじめ、既にブナの樹冠は薄い緑色の葉を出しています。農作業の開始時期を教えてくれると言われるコブシの花や低木ながら満開のマメザクラは見応えがあります。また、林道沿いにはタチクボスミレや西洋タンポポが可憐な花を咲かせています。まさに「まなびの森」にも春がきた~!という感じです。
春の訪れと同時に「まなびの森」の活動も本格的なスタートになります。
13日には三菱電機の皆さん80余名が、200本の補植と枯死木の撤去、ヘキサチューブの再セットの作業に精を出してくれました。活動期間も10年目(27回)を迎え、中には幾度も参加されている方もいるようで、自ら植えた木を見つけ、大きくなったことに驚きや感激の声が上がっていました。
27日には東京農工大学 農学部の先生や学生の皆さん9名が植生調査の下見に来所されました。

  • 鮮やかな紫色のタチクボスミレ

  • 茎が短い西洋タンポポ

  • 三菱電機の皆さん

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