まなびの森通信

まなびの森通信

自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏

【第96回】「まなびの森」にも春がきた~!

2013年 5月10日

■4月管理人日記

4月に入り暖かさも増し林内の樹木も一斉に芽吹きはじめ、既にブナの樹冠は薄い緑色の葉を出しています。農作業の開始時期を教えてくれると言われるコブシの花や低木ながら満開のマメザクラは見応えがあります。また、林道沿いにはタチクボスミレや西洋タンポポが可憐な花を咲かせています。まさに「まなびの森」にも春がきた~!という感じです。
春の訪れと同時に「まなびの森」の活動も本格的なスタートになります。
13日には三菱電機の皆さん80余名が、200本の補植と枯死木の撤去、ヘキサチューブの再セットの作業に精を出してくれました。活動期間も10年目(27回)を迎え、中には幾度も参加されている方もいるようで、自ら植えた木を見つけ、大きくなったことに驚きや感激の声が上がっていました。
27日には東京農工大学 農学部の先生や学生の皆さん9名が植生調査の下見に来所されました。

  • 鮮やかな紫色のタチクボスミレ

  • 茎が短い西洋タンポポ

  • 三菱電機の皆さん

【第95回】企画懇談会の開催

2013年 4月 9日

■3月管理人日記

例年に比べ遅い雪解けを待って案内看板の塗装、「まなびの森」入り口分岐点への矢印や樹木の名称板の取り付け、フォレストアークの案内パネルの取り付けなどを進めてきました。
もう既に、新年度に向けた準備も整い、ボランティアの皆さんを待つばかりとなっています。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
麓の公園や河川敷では満開のサクラの下で花見がされていますが、「まなびの森」ではミツマタ(和紙の原料として使われる落葉低木)がようやく開花したばかりで、マメザクラ(低木で富士山や箱根に多くフジザクラ、ハコネザクラともいう)などのサクラの開花は未だ先になります。
3月16日には「まなびの森」運営の主体となる第18回企画懇談会が開かれ、今後の諸活動について各委員の皆さんから貴重なご意見をいただきました。

  • きれいになった案内看板

  • 樹木の名称板  フォレストアーク周辺&林内の樹木19本に付いているよ!

  • 第18回企画懇談会  貴重なご意見を頂きました

【第94回】「まなびの森」にも春の兆しが!

2013年 3月 6日

■2月管理人日記

一旦、雪が解けたと思いきや、再び「まなびの森」は銀世界となりました。新年度に向けた準備や施設の補修作業が遅れ気味で雪解けが待ち遠しいです。
それでも、2月も下旬になると「まなびの森」でも寒さが和らぎ、例年に比べ少なかった小鳥たちも戻ってきました。今では、シジュウカラ、ヤマガラ、ホウジロなどの鳴き声や、コゲラ、アカゲラなどキツツキ科特有の幹を叩く音も頻繁に聞こえてきます。(キツツキ科の鳥は、幹に穴を開け長い舌で中の虫を食べます)
また、木々の新芽も徐々に膨らみ始め春の兆しが感じられます。とりわけミツマタ(優良な和紙原料)の開花は間近のようです。

  • 富士山の雪景色

  • シジュウカラ:胸のネクタイ模様が特徴

  • 開花間近なミツマタの蕾

ページの先頭へ戻る