まなびの森通信

まなびの森通信

自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏

【第101回】「まなびの森」は秋本番!

2013年10月 4日

■9月管理人日記

9月も後半に入ると気温も急激に下がり、朝の冷え込みが本格化してきました。(5度以下の日も)林内では、色とりどりの実をつけた木々に小鳥たちが群がり格好の餌場と化しています。ドングリやカエデ、ブナの種も落ち始めリスたちも忙しそうに動いています。ススキの穂も銀色に輝き、木々の樹冠も色づき始め「まなびの森」は秋本番です。
 今月は、上旬に市内の小学校が、中旬には県内の団体が天然林の散策などを通じて環境教育を行いました。天候にも恵まれ子どもたちも楽しく学べたようです。
また、今年はスズメバチの活動が活発で「まなびの森」でも2つの巣を撤去しましたが、今後も万全の注意を払っていきたいと思います。

  • 天気が崩れる

  • ガマズミ 霜が降るころになると甘味を増す

  • ヤマブドウ とっても美味しかった!

【第100回】もう秋の気配が!

2013年 9月 6日

■8月管理人日記

全国的に観測史上最高の41度を記録するなど猛暑となりましたが、標高1,100mに位置する「まなびの森」の最高気温は27度(湿度は高いが)と比較的涼しい夏でした。 山の夏は短く、ススキの穂も伸びはじめ、既に秋の気配を感じる今日この頃です。
 今月は、天候に恵まれ植林地の下草刈りも捗りました。草むらには鳥の巣が沢山ありましたが、既に雛たちも無事巣立ったようです。アゲハ蝶(カラス、ミヤマカラス、オナガなど)もウツギの花で吸蜜したり、地面で吸水したりと気持ち良さそうに舞っています。ちなみに、アゲハ系の幼虫は、キハダ、コクサギ、カラスザンショウ、ハマセンダンの葉を食するようです。
 また、未就学児童の親子自然体験教室も天然林を利用して行われ、多くの親子連れが参加しました。

  • 伸びはじめたススキの穂

  • 巣立ったばかりか?まだうまく飛べない!

  • ミヤマカラスアゲハ? 窓枠で羽を休めている

【第99回】富士山世界文化遺産登録決定!

2013年 8月 8日

■7月管理人日記

 富士山の世界文化遺産登録が決まり、地元富士宮では例年のお山開きに加え多彩なイベントが行われています。一方、登山者の増加に伴い「山の事故も増えるのでは」と危惧もされています。くれぐれも軽装での登山や強行日程は謹んでほしいものです。
 また、今後の環境保全をはじめゴミ対策など課題も多く、各人の自覚と責任も問われることになります。登録を機会に考えることも必要ではないでしょうか。
 7月の「まなびの森」の活動は下草刈りが主となりますが、6日は一般ボランティア16名、10日には住友林業の社員と家族など33名、27日には三菱電機の約80名の皆さんが参加してくれました。今年からは成長した樹木のヘキサチューブ(鹿の食害から幼木を守るプラスチックの囲い)の解体作業も同時に行って頂きました。暑い中での作業大変お疲れ様でした。
 他に、地元の3小学校が天然林を散策しながらの環境教育や乳幼児の親子自然体験教室も行われました。

  • 富士山の全容

  • 三菱電機の皆さん

  • ヘキサチューブ解体作業

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