自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏
■3月管理人日記
残っていた雪も溶け春の暖かさが感じられたと思いきや寒さがぶり返し、芽吹き間近な木々も戸惑うほど不順な天候の月となりました。とりわけ中旬の寒波では最低気温が氷点下16度を記録、積雪も20cmを超え富士山スカイラインでは一時通行規制がされるなど真冬に逆戻りとなりました。
しかし、季節の移りは確実に進んでいるようです。今では、例年通りバイケイソウやフキノトウが土から顔を出しています。繁殖期を迎える小鳥たちの鳴き声も賑やかになってきました。
15日には雪の「まなびの森」(フォレストアーク)で、第19回 企画懇談会が開催されました。鳥獣調査や植生調査の報告をはじめ、今後の方針など各委員の皆さまより新年度に向けた貴重なご意見を頂きました。
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第19回 企画懇談会(フォレストアーク)
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土から顔を出したフキノトウ
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餌を啄むコゲラ
■2月管理人日記
記録的な大雪に見舞われた2月でした。普段は積雪もさほど多くない地域で、雪による被害が大きかったことには驚きで地球温暖化との関連を懸念せざるを得ません。
「まなびの森」も例外ではなく、今まで記憶にないような積雪を記録しました。富士山スカイライン沿いでは強風と雪による倒木の数々、林道の吹き溜まりでは1m近い積雪で四輪駆動の車でも立ち往生・・・雪かきをしながらの通行となりました。
一方、月末には寒さも若干和らぐなか霧の発生も見られ、凍っていた林内の地表も溶け出しぬかるみ状態になってきました。ネコヤナギの若枝には長い軟毛が、ミツマタの花や木々の芽も少しずつ膨らみはじめチョッピリ春の兆しが感じられる「まなびの森」です。
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雪に埋もれた フォレストアーク
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雪を被り寒そうな 「まなびの森」の看板
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春を待つ・・・軟毛をのばしはじめたネコヤナギ
■1月管理人日記
厳しい冷え込みのなか「まなびの森」の新しい年が静かに始まりました。今月は10日、22日と二度の積雪を記録しました。月末には暖かな日もあり既に溶けていますが、林道の日陰では凍結し通行には細心の注意が必要になっています。今後も積雪が予想され春はまだ先になりそうです。
「まなびの森」の自然林復元活動も15年になります。昨年末の調査で森の再生が進んでいることは分かりましたが、ツリーシェルター(ヘキサチューブ)の解体、枯死木の撤去、補植などの作業も必要になります。これからも皆さんのボランティア活動への参加をよろしくお願いします。
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雪の宝永火口
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ヒノキの幼木も重たそう!
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眉班と胸のまだら模様が特徴のツグミ