自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏
■10月管理人日記
朝の冷え込みも増し「まなびの森」の黄葉も見ごろを迎えています。天然林内をはじめフォレストアークの周りは日に日に落ち葉の絨毯が厚みを増していく今日この頃です。
19日には富士山の初冠雪が観測されましたが昨年より37日、平年より19日遅いとのことです。ちなみにこの日の富士山頂は氷点下6度で平年並みのようでした。
相次いだ大型台風でウラジロモミやカエデの木が折れてしまいましたが、林道などに大きな被害が出なかったことは幸いでした。
今月は、市内の小学校が天然林を利用した自然体験教室。静岡・東京の住友林業オーナーズの「まなびの森」ふれあい自然塾や自然林散策体験ツアーなどが行われました。
また、前日の雨で実施が危ぶまれた人工林の枝打ち作業は、天候も回復して16名のボランティアの参加を得て行うことができました。林内も明るくなりヒノキの生育も益々良くなることと思います。
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初冠雪の富士山
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「まなびの森」の黄葉
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ふれあい自然塾
■9月管理人日記
9月も後半に入ると気温も急激に下がり、朝の冷え込みが本格化してきました。(5度以下の日も)林内では、色とりどりの実をつけた木々に小鳥たちが群がり格好の餌場と化しています。ドングリやカエデ、ブナの種も落ち始めリスたちも忙しそうに動いています。ススキの穂も銀色に輝き、木々の樹冠も色づき始め「まなびの森」は秋本番です。
今月は、上旬に市内の小学校が、中旬には県内の団体が天然林の散策などを通じて環境教育を行いました。天候にも恵まれ子どもたちも楽しく学べたようです。
また、今年はスズメバチの活動が活発で「まなびの森」でも2つの巣を撤去しましたが、今後も万全の注意を払っていきたいと思います。
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天気が崩れる
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ガマズミ 霜が降るころになると甘味を増す
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ヤマブドウ とっても美味しかった!
■8月管理人日記
全国的に観測史上最高の41度を記録するなど猛暑となりましたが、標高1,100mに位置する「まなびの森」の最高気温は27度(湿度は高いが)と比較的涼しい夏でした。 山の夏は短く、ススキの穂も伸びはじめ、既に秋の気配を感じる今日この頃です。
今月は、天候に恵まれ植林地の下草刈りも捗りました。草むらには鳥の巣が沢山ありましたが、既に雛たちも無事巣立ったようです。アゲハ蝶(カラス、ミヤマカラス、オナガなど)もウツギの花で吸蜜したり、地面で吸水したりと気持ち良さそうに舞っています。ちなみに、アゲハ系の幼虫は、キハダ、コクサギ、カラスザンショウ、ハマセンダンの葉を食するようです。
また、未就学児童の親子自然体験教室も天然林を利用して行われ、多くの親子連れが参加しました。
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伸びはじめたススキの穂
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巣立ったばかりか?まだうまく飛べない!
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ミヤマカラスアゲハ? 窓枠で羽を休めている