まなびの森通信

まなびの森通信

自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏

【第108回】「まなびの森」にも春が来た!

2014年 5月 9日

■4月管理人日記

 麓の桜の花も散り新緑の葉に覆われた頃、標高1,000mを超す「まなびの森」では桜の開花時期を迎えます。
 今、フジザクラ(富士山や箱根に多い小柄な桜で正式名はマメザクラ)が、小さな花をいっぱい咲かせ存在感を示しています。林道脇では薄紫色の可憐なスミレやタンポポも咲き、訪れるハイカーを楽しませています。また、林内ではミツマタやコブシ、アブラチャンなどの花も咲きはじめ木々の息吹を感じる今日この頃です。小鳥たちも活発に動き回り小枝の間からは夏鳥の姿も観られるようになりました。  
 「まなびの森」にも春が来た!・・・と、同時に新年度の活動のスタートです。
 新年度最初の活動として、12日に三菱電機(株)の皆さん80余名が、補植や枯死木の撤去、ヘキサチューブの片付けと再取り付けの作業に参加してくれました。

  • マメザクラの花(4月下旬) 名のように花は多少小さい

  • 薄紫が映えるスミレの花

  • 三菱電機(株)の皆さん ご苦労様でした

【第107回】企画懇談会の開催

2014年 4月 8日

■3月管理人日記

 残っていた雪も溶け春の暖かさが感じられたと思いきや寒さがぶり返し、芽吹き間近な木々も戸惑うほど不順な天候の月となりました。とりわけ中旬の寒波では最低気温が氷点下16度を記録、積雪も20cmを超え富士山スカイラインでは一時通行規制がされるなど真冬に逆戻りとなりました。
 しかし、季節の移りは確実に進んでいるようです。今では、例年通りバイケイソウやフキノトウが土から顔を出しています。繁殖期を迎える小鳥たちの鳴き声も賑やかになってきました。
 15日には雪の「まなびの森」(フォレストアーク)で、第19回 企画懇談会が開催されました。鳥獣調査や植生調査の報告をはじめ、今後の方針など各委員の皆さまより新年度に向けた貴重なご意見を頂きました。

  • 第19回 企画懇談会(フォレストアーク)

  • 土から顔を出したフキノトウ

  • 餌を啄むコゲラ

【第106回】【まなびの森】に春の兆しが!

2014年 3月11日

■2月管理人日記

 記録的な大雪に見舞われた2月でした。普段は積雪もさほど多くない地域で、雪による被害が大きかったことには驚きで地球温暖化との関連を懸念せざるを得ません。
 「まなびの森」も例外ではなく、今まで記憶にないような積雪を記録しました。富士山スカイライン沿いでは強風と雪による倒木の数々、林道の吹き溜まりでは1m近い積雪で四輪駆動の車でも立ち往生・・・雪かきをしながらの通行となりました。
 一方、月末には寒さも若干和らぐなか霧の発生も見られ、凍っていた林内の地表も溶け出しぬかるみ状態になってきました。ネコヤナギの若枝には長い軟毛が、ミツマタの花や木々の芽も少しずつ膨らみはじめチョッピリ春の兆しが感じられる「まなびの森」です。

  • 雪に埋もれた フォレストアーク

  • 雪を被り寒そうな 「まなびの森」の看板

  • 春を待つ・・・軟毛をのばしはじめたネコヤナギ

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