まなびの森通信

まなびの森通信

自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏

【第90回】「まなびの森」の紅葉と黄葉

2012年11月 9日

■10月管理人日記

10月も終わりになると富士山は中腹まで雪を被り、標高1,000mを超す「まなびの森」でも冬の準備が始まります。フォレストアークの周りは落ち葉で覆われ、小枝(巣作り?)をくわえたリスが忙しく走り回っています。自然林ではカエデやケヤキ、ブナなどの木々が、葉を紅色や黄色に染め鮮やかな絵模様を演出しています。
今月は、静岡県下の3支店、及び東京東支店の住友林業オーナーの皆さんによる、人工林(ヒノキ)の枝下し活動と自然林の散策、地元小学校の環境教育が「まなびの森」で行われました。また、ボランティア募集に応じてくれた皆さん(地元紙への掲載を見た参加者も)や、名城大学経済学部の皆さんによる枝下し活動も行われました。
どの行事も好天に恵まれ作業もはかどりました。ヒノキの生育も良くなることと思います。

  • 紅葉(カエデ)

  • コースター作りに挑戦!

  • もういいかな?(枝下し)

  • 名城大学経済学部の皆さん

  • 一般ボランティアの皆さん

  • 秋晴れのボランティア日和

【第89回】「まなびの森」は秋の深まり

2012年10月 5日

■9月管理人日記

最低気温が5度を下回る日もあり寒暖の差が大きくなった「まなびの森」では、秋が一気に深まった感じがします。12日には富士山頂に初冠雪がみられました。(昨年より2週間も早い)林内のススキの穂も白く輝き、カマズミの赤い実、フジアザミのピンク、ヤマトリカブトのブルーなど色鮮やかに咲きそろっています。

今月は地元小学校など2団体が環境教育に「まなびの森」を利用しました。天然林の散策では動物の足跡や糞などを見つけ大喜び、記念植樹では慣れない鍬に悪戦苦闘でしたがとても楽しそうでした。

  • 富士山の初冠雪

  • カマズミの実

  • フジアザミ

【第88回】「まなびの森」は涼しい夏

2012年 9月 6日

■8月管理人日記

全国的な猛暑、西日本では記録的な豪雨となるなど、気候変動が心配されていますが、「まなびの森」では最高気温も25度程と涼しい夏でした。しかしこの時期、標高1,000mを超す山の天気は変わり易く急に霧や雨に遭うことも度々なり、そんな時、木の下で暫しの雨宿りとなります。特にイタヤカエデの下は多少の雨では濡れることはありません。(和名は板屋楓で、葉がよく茂り板葺き屋根のように雨が漏らないことに由来します。)

今月は、富士登山グループの皆さんも立ち寄られました。富士登山グループの皆さんは、平安末期(1,000年前)に開かれた富士山最古の登山道で、100年前に廃道になった村山口登山道復活を進めています。
また、東京農工大学の皆さんに、「まなびの森」の樹木や草木の植生を3日間に渡り調査して頂きました。

  • ヘビイチゴの実

  • 農工大の植生調査

  • 不思議なキノコ

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