自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏
■3月管理人日記
例年に比べ遅い雪解けを待って案内看板の塗装、「まなびの森」入り口分岐点への矢印や樹木の名称板の取り付け、フォレストアークの案内パネルの取り付けなどを進めてきました。
もう既に、新年度に向けた準備も整い、ボランティアの皆さんを待つばかりとなっています。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
麓の公園や河川敷では満開のサクラの下で花見がされていますが、「まなびの森」ではミツマタ(和紙の原料として使われる落葉低木)がようやく開花したばかりで、マメザクラ(低木で富士山や箱根に多くフジザクラ、ハコネザクラともいう)などのサクラの開花は未だ先になります。
3月16日には「まなびの森」運営の主体となる第18回企画懇談会が開かれ、今後の諸活動について各委員の皆さんから貴重なご意見をいただきました。
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きれいになった案内看板
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樹木の名称板 フォレストアーク周辺&林内の樹木19本に付いているよ!
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第18回企画懇談会 貴重なご意見を頂きました
■2月管理人日記
一旦、雪が解けたと思いきや、再び「まなびの森」は銀世界となりました。新年度に向けた準備や施設の補修作業が遅れ気味で雪解けが待ち遠しいです。
それでも、2月も下旬になると「まなびの森」でも寒さが和らぎ、例年に比べ少なかった小鳥たちも戻ってきました。今では、シジュウカラ、ヤマガラ、ホウジロなどの鳴き声や、コゲラ、アカゲラなどキツツキ科特有の幹を叩く音も頻繁に聞こえてきます。(キツツキ科の鳥は、幹に穴を開け長い舌で中の虫を食べます)
また、木々の新芽も徐々に膨らみ始め春の兆しが感じられます。とりわけミツマタ(優良な和紙原料)の開花は間近のようです。
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富士山の雪景色
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シジュウカラ:胸のネクタイ模様が特徴
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開花間近なミツマタの蕾
■1月管理人日記
新しい年を迎えた「まなびの森」では、最低気温が -15度、日中でも0度以下の真冬日もあり寒い日が続いています。中旬には15cm程の積雪があり、フォレストアークの周りには今でも雪が残っています。しかし、森の木々は季節の変化を敏感に感じているようで既に春に向けた準備を始めています。
今月は「日本野鳥の会」による生息調査が行われました。寒さの影響か、例年と比べ、小鳥の数が少ないとのことでした。(「まなびの森」の標高は1,100m)
また、富士宮市内の中学生と語る機会があり、小学生の時に「まなびの森」でおこなわれた環境教育の思い出話で盛り上がりました。中学校の教室に「まなびの森」の写真が貼られている事や、お礼の手紙を頂き大変感激しています。
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「まなびの森」からの夕日
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雪に覆われたフォレストアーク
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膨らみ始めた「ホウノキ」の芽