自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏
■8月管理人日記
全国的な猛暑、西日本では記録的な豪雨となるなど、気候変動が心配されていますが、「まなびの森」では最高気温も25度程と涼しい夏でした。しかしこの時期、標高1,000mを超す山の天気は変わり易く急に霧や雨に遭うことも度々なり、そんな時、木の下で暫しの雨宿りとなります。特にイタヤカエデの下は多少の雨では濡れることはありません。(和名は板屋楓で、葉がよく茂り板葺き屋根のように雨が漏らないことに由来します。)
今月は、富士登山グループの皆さんも立ち寄られました。富士登山グループの皆さんは、平安末期(1,000年前)に開かれた富士山最古の登山道で、100年前に廃道になった村山口登山道復活を進めています。
また、東京農工大学の皆さんに、「まなびの森」の樹木や草木の植生を3日間に渡り調査して頂きました。
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ヘビイチゴの実
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農工大の植生調査
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不思議なキノコ
■7月管理人日記
梅雨明けと同時に気温が上がり、「まなびの森」にもようやく夏の到来です。今年は「ハルゼミ」の鳴き始めが7月に入ってからと、少し遅めで数も少ないように感じます。やはり昨年の大雨が影響しているのでしょうか?
今月7日に、住友林業の社員と家族やお知り合いが、28日には三菱電機の皆さんが下草刈りに参加してくれました。また、地元の小学校も環境教育に「まなびの森」を訪れました。
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下草刈りを終えた植林地と富士山
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下草刈りしていたら、鳥の巣に卵を発見!!
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三菱電機のみなさんありがとうございました。
■6月管理人日記
梅雨に入り「まなびの森」も霧につつまれる日々が続き、この時期ならではの神秘的で幻想的な森の世界が楽しめます。林内では、サンショウバラのピンクの花、ヤマボウシやサラサドーダンの白い花が咲きそろい、ナガバモミジイチゴ(キイチゴ)は、花は落ちてしまいましたが、甘くて美味しそうな実をつけています。
今月は、地元の小学校2校が天然林の散策などを通しての環境教育を実施しました。うち1校の活動日は残念ながら雨が強く、森の動物の話しやバードコール作り、フォックスウォーク(キツネの歩き方)ゲームが中心になりましたが、子どもたちは楽しそうに過ごしていました。
また、16日の一般ボランティアも雨模様でしたが、10名の皆さんに下草刈りに汗を流して頂きました。
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午後の作業に出発!
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大きく開いたサンショウバラの花
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美味しそうなナガバモミジイチゴ(キイチゴ)の実