まなびの森通信

まなびの森通信

自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏

【第78回】【まなびの森】の黄葉(紅葉)!

2011年11月 4日

■10月の管理人日記

「まなびの森」では、最低気温が零度を記録する日もあり既に冬の気配がします。

天然林に入るとブナ、ミズナラ、ケヤキ、カエデ、ミズキなどの黄葉(紅葉)も見ごろを過ぎ、林内一面が落ち葉の絨毯と化しています。さらに散策路を進むと、鮮やかな青紫色のヤマトリカブトや真っ赤に色づいたテンナンショウ(マムシグサ)の実が目に入ります。また、ヤマボウシの果実も赤く熟し鳥たちの格好の餌場となっています。

今月は、住友林業の静岡3支店合同のオーナーズによる枝打ち体験をはじめ、様々な団体がボランティアや環境教育に参加されました。天候に恵まれ多くの行事が運営された中、15日に予定していた一般ボランティア(枝打ち作業)が雨のため中止となってしまったことは残念なことでした。

  • 色づいたテンナンショウの実

  • 鮮やかなヤマトリカブト

  • 赤く熟したヤマボウシの果実

【第77回】富士山頂に初冠雪

2011年10月 4日

■9月の管理人日記

日本中に大きな被害をもたらした台風15号は、富士山麓周辺にも大きな爪あとを残しました。「まなびの森」でもフォレスト・アーク入り口の林道が陥没。植林地では樹木が食害防止のヘキサチューブごと傾き、天然林内では根こそぎ倒れたものや枝が折れるなど多くの被害が出ました。とりわけ、遊歩道入口の大きなホウノキが倒れたことは残念です。

台風がさり一気に秋が深まった「まなびの森」では、最低気温が5度以下の日もあり24日には富士山頂に初冠雪もみられました。

今月5日には、地元小学校の子どもたちが環境教育を行いました。あいにくの天候で、合羽をきての森の散策には悪戦苦闘。フォレスト・アーク内でのクイズやバードコール作りでは楽しそうに取り組んでいました。

  • 台風で倒れたホウノキ

  • バードコール作りに熱中! あれ~おかしいな?

  • 右側の金具の回し方で 色々な鳥の鳴き声が・・・

【第76回】「まなびの森」は秋の訪れ

2011年 9月 5日

■8月の管理人日記

7月の猛暑からして8月はさらに暑くなると思いきや、意外にも気温が20度超える日は少なく涼しい夏でした。今では涼風と澄みきった空気に富士山の雄姿もくっきり、ススキの穂は白くなり始め「まなびの森」は麓より一足早い秋の訪れです。
2月に倒れた大きなブナの木には緑のコケが一面に生え、自然に還る準備ができたようです。これから長い年月をかけ土に戻る営みに入っていきます。
今月は、5日に地元の高齢者の皆さん16名がハイキングの途中に立ち寄り、フォレスト・アークで昼食を摂りました。健康維持のため、月に一度を目標に各所を歩いているとのことでした。
また、NPO法人ホールアース様などのグループが、夏休みを利用して自然体験活動による環境教育に「まなびの森」を利用されました。

  • 白くなり始めたススキの穂も風になびいている

  • 自然に還る準備が整ったブナの木

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