自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏
■12月管理人日記
2011年は東日本大震災や夏の台風災害と、まさに自然の驚異を考えさせられる年となりました。新しい年は災害のない穏やかな年であることを願うばかりです。
12月に入り「まなびの森」では冷え込みも厳しくなり、雨水ポンプやビオトープの水も凍りはじめました。また、8日には初雪が降りフォレストアークの屋根も白くなるほどでした。遠くに望む南アルプスの山々も真っ白な雄姿を見せています。
-
ビオトープの氷
-
雪の積もった フォレストアークの屋根
■11月の管理人日記
10月の鮮やかな紅葉(黄葉)も終わり「まなびの森」の木々は、すっかり葉を落とし既に冬支度が整った感がします。朝の光を浴びて小枝で囀る小鳥の姿もどこか寂しげです。
ここ数日は冷え込みも強く、氷点下を記録する日もあり22日には霜柱も観られました。
今月は、住友林業の社員と家族や、住友林業建築技術専門校の生徒など、多くのボランティアの方が、人工林の枝下ろし及び間伐作業に参加してくれました。
おかげさまで林内への日の差込も良くなり春には下草も生えてくると思います。
-
どことなく寂しげな・・・
-
初の霜柱
-
枝下ろし作業をする 技術専門校の生徒
■10月の管理人日記
「まなびの森」では、最低気温が零度を記録する日もあり既に冬の気配がします。
天然林に入るとブナ、ミズナラ、ケヤキ、カエデ、ミズキなどの黄葉(紅葉)も見ごろを過ぎ、林内一面が落ち葉の絨毯と化しています。さらに散策路を進むと、鮮やかな青紫色のヤマトリカブトや真っ赤に色づいたテンナンショウ(マムシグサ)の実が目に入ります。また、ヤマボウシの果実も赤く熟し鳥たちの格好の餌場となっています。
今月は、住友林業の静岡3支店合同のオーナーズによる枝打ち体験をはじめ、様々な団体がボランティアや環境教育に参加されました。天候に恵まれ多くの行事が運営された中、15日に予定していた一般ボランティア(枝打ち作業)が雨のため中止となってしまったことは残念なことでした。
-
色づいたテンナンショウの実
-
鮮やかなヤマトリカブト
-
赤く熟したヤマボウシの果実