自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏
■6月管理人日記
梅雨に入り、新緑の「まなびの森」も一雨ごとに深緑の森へと変わりつつあります。
森の木々も一斉に花を咲かせはじめましたが、なかでも4枚の総苞片が花弁のように見え凛としたヤマボウシの花、また樹木のなかでも花が最も大きいと言われるホオノキの花が存在感をみせています。
小鳥たちの美声も相変わらずですが、今では蝉時雨(ハルゼミ:生息域は局所的で市街地では見られず、高木の梢を好むため発見が難しい)に取って代わられています。
6月は、富士宮市内の小学校2校が来所し環境教育を行いました。森の中では不思議な木や動物の足跡を見つけたり、鹿を間近で見たグループもあったようで大興奮でした。
また、18日には雨の中にもかかわらず、8名の一般ボランティアの方々に下草刈り作業に汗を流して頂きました。
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ヤマボウシの花
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不思議発見! なんだこの木は?
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下草刈りのボランティアへ出発
■5月管理人日記
標高1,000mを超える「まなびの森」も一面の新緑に包まれ、ウグイス、キビタキ、カッコウ、ホトトギス、ヤマガラ、ゴジュウカラ(生息調査では39種類が報告)など繁殖期をむかえた小鳥たちは、それぞれ特色ある美声を競い合っています。さながら小鳥たちにとっては"恋の季節"といえます。
また、今年は梅雨入りが早く「まなびの森」もスッキリしない日々が続いています。 そんな中、5月には静岡県下の住友林業オーナーのご家族や地元富士宮市の子どもたちが、「ボランティア活動」や「森とのふれあい」に参加しました。両日ともあいにくの天候(霧雨)でしたが、天然林の幻想的な雰囲気のなかで子どもたちは"きこりんの森みたい"と大はしゃぎでした。
今年は国連が定めた「国際森林年」で、日本のテーマは"森を歩く"です。みなさんも森と親しんでください。
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住友林業オーナーの皆様
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幻想的な「まなびの森」
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国際森林年のマークときこりん
■4月管理人日記
4月の初めにはまだ膨らみはじめたばかりの「ネコヤナギ」も、今では大きく芽吹いています。毎朝通る表口登山道(富士山スカイライン)ではマメザクラ(通称フジザクラ)が、「富士山桜の園」付近では"散り花"飯盛林道入り口を過ぎると"満開"「まなびの森」では"咲き始め"と様々な花景色を楽しませてくれます。
車で15分足らずの間ですが自然の営みには驚かされる事ばかりです。 皆さんも大自然との触れあいに「まなびの森」へお越し下さい。
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ネコヤナギが、4月下旬にこんな姿を見せていました。
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マメザクラのピンクのつぼみも、そろそろ咲こうとしています。