自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏
■8月の管理人日記
7月の猛暑からして8月はさらに暑くなると思いきや、意外にも気温が20度超える日は少なく涼しい夏でした。今では涼風と澄みきった空気に富士山の雄姿もくっきり、ススキの穂は白くなり始め「まなびの森」は麓より一足早い秋の訪れです。
2月に倒れた大きなブナの木には緑のコケが一面に生え、自然に還る準備ができたようです。これから長い年月をかけ土に戻る営みに入っていきます。
今月は、5日に地元の高齢者の皆さん16名がハイキングの途中に立ち寄り、フォレスト・アークで昼食を摂りました。健康維持のため、月に一度を目標に各所を歩いているとのことでした。
また、NPO法人ホールアース様などのグループが、夏休みを利用して自然体験活動による環境教育に「まなびの森」を利用されました。
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白くなり始めたススキの穂も風になびいている
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自然に還る準備が整ったブナの木
■7月管理人日記
例年より早い梅雨明けで富士山の残雪もすっかり消え、「まなびの森」でも気温が25度を超す日々が続き遅い夏の訪れです。
ビオトープやフォレスト・アークの周りでは、モリアオガエルが「タマゴからオタマジャクシ」にと、生命の営みは益々盛んになっています。植林地のススキも背丈ほどに伸び下草刈りの時季になってきました。
今月は、13日に住友林業の社員と家族、23日には三菱電機の皆さんが下草刈りのボランティア活動に参加してくれました。両日とも天候に恵まれ作業もはかどり、植林木もいっぱいの光を浴びることで生育も一段と良くなることと思います。
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パパ頑張って! お兄ちゃんケガしないで!
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三菱電機の大勢の皆さん ハーイもっと寄って!
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「まなびの森」からの富士山
■6月管理人日記
梅雨に入り、新緑の「まなびの森」も一雨ごとに深緑の森へと変わりつつあります。
森の木々も一斉に花を咲かせはじめましたが、なかでも4枚の総苞片が花弁のように見え凛としたヤマボウシの花、また樹木のなかでも花が最も大きいと言われるホオノキの花が存在感をみせています。
小鳥たちの美声も相変わらずですが、今では蝉時雨(ハルゼミ:生息域は局所的で市街地では見られず、高木の梢を好むため発見が難しい)に取って代わられています。
6月は、富士宮市内の小学校2校が来所し環境教育を行いました。森の中では不思議な木や動物の足跡を見つけたり、鹿を間近で見たグループもあったようで大興奮でした。
また、18日には雨の中にもかかわらず、8名の一般ボランティアの方々に下草刈り作業に汗を流して頂きました。
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ヤマボウシの花
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不思議発見! なんだこの木は?
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下草刈りのボランティアへ出発