自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏
■9月の管理人日記
日本中に大きな被害をもたらした台風15号は、富士山麓周辺にも大きな爪あとを残しました。「まなびの森」でもフォレスト・アーク入り口の林道が陥没。植林地では樹木が食害防止のヘキサチューブごと傾き、天然林内では根こそぎ倒れたものや枝が折れるなど多くの被害が出ました。とりわけ、遊歩道入口の大きなホウノキが倒れたことは残念です。
台風がさり一気に秋が深まった「まなびの森」では、最低気温が5度以下の日もあり24日には富士山頂に初冠雪もみられました。
今月5日には、地元小学校の子どもたちが環境教育を行いました。あいにくの天候で、合羽をきての森の散策には悪戦苦闘。フォレスト・アーク内でのクイズやバードコール作りでは楽しそうに取り組んでいました。
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台風で倒れたホウノキ
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バードコール作りに熱中! あれ~おかしいな?
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右側の金具の回し方で 色々な鳥の鳴き声が・・・
■8月の管理人日記
7月の猛暑からして8月はさらに暑くなると思いきや、意外にも気温が20度超える日は少なく涼しい夏でした。今では涼風と澄みきった空気に富士山の雄姿もくっきり、ススキの穂は白くなり始め「まなびの森」は麓より一足早い秋の訪れです。
2月に倒れた大きなブナの木には緑のコケが一面に生え、自然に還る準備ができたようです。これから長い年月をかけ土に戻る営みに入っていきます。
今月は、5日に地元の高齢者の皆さん16名がハイキングの途中に立ち寄り、フォレスト・アークで昼食を摂りました。健康維持のため、月に一度を目標に各所を歩いているとのことでした。
また、NPO法人ホールアース様などのグループが、夏休みを利用して自然体験活動による環境教育に「まなびの森」を利用されました。
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白くなり始めたススキの穂も風になびいている
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自然に還る準備が整ったブナの木
■7月管理人日記
例年より早い梅雨明けで富士山の残雪もすっかり消え、「まなびの森」でも気温が25度を超す日々が続き遅い夏の訪れです。
ビオトープやフォレスト・アークの周りでは、モリアオガエルが「タマゴからオタマジャクシ」にと、生命の営みは益々盛んになっています。植林地のススキも背丈ほどに伸び下草刈りの時季になってきました。
今月は、13日に住友林業の社員と家族、23日には三菱電機の皆さんが下草刈りのボランティア活動に参加してくれました。両日とも天候に恵まれ作業もはかどり、植林木もいっぱいの光を浴びることで生育も一段と良くなることと思います。
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パパ頑張って! お兄ちゃんケガしないで!
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三菱電機の大勢の皆さん ハーイもっと寄って!
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「まなびの森」からの富士山