自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏
■5月管理人日記
5月に入り、ミズナラ、ケヤキなど「実生」の苗も大きく育ち始めてきました。小鳥たちの囀りも一段と大きく賑やかになり、寂しかった樹間も若葉で蓋いつくされ新緑の息吹に噎せる今日この頃・・・いよいよ、静けさから覚めた「まなびの森」の活動シーズン到来です。
今月は、地元の小学校2校、中学校1校が、天然林の散策などを通しての環境教育を実施しました。天候にも恵まれ子どもたちも満面の笑顔でした。
また、静岡県下の住友林業オーナーのご家族が、「森とふれあう」なかで下草刈りのボランティアにも参加されました。初めての「富士山体操」には、大人も含め大はしゃぎでした。
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新緑の息吹が一杯
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実生のミズナラとケヤキの苗木
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朝、林道で出迎えてくれるキジ
■4月管理人日記
月の初めは寒い日が続き春の訪れは「例年より遅い」のではと心配していましたが、このところ急に暖かくなりフジザクラの開花、バイケイソウなどの芽出しは例年と余り変わらないようです。
しかし標高1,000mを超す「まなびの森」と麓の景色は大きく変わります。満開の桜がトンネルの風情を醸し出していた富士山スカイライン入口は、もう既に花は散り緑の葉で一杯に。一方、「まなびの森」ではフジザクラが満開と全く対照的です。
14日に予定していた今年度最初のボランティア活動(補植)が雨で中止になったのはとても残念でした。
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桜並木のトンネル(4月中旬)
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開きはじめたタラノメ
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天然林内のバイケイソウ
■3月管理人日記
3月は季節の変わり目らしく寒暖の差の激しい月でした。 暖かい日にはビオトープのカエルも鳴き産卵を、凍りが融けぬかるんだ地面にはモグラ塚があちこちに出没、「啓蟄」の意を実感した月でもありました。
ビオトープのカエルが「お目当てか?」 毎日やってくるトビ(トンビ)。また、アカゲラ(キツツキ)やヒヨドリ、シジュウカラ、ヤマガラなどの小鳥たちの動きもどこか嬉しそうです。森の中では既にネコヤナギが芽吹き、他の木々も芽をさらに大きく膨らませています。
3月17日には「まなびの森」の運営の主体となる企画懇談会(第17回)が開催され、今後の活動について各委員の皆さんから貴重なご意見をいただきました。
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モグラ塚もあちこちに
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芽吹き出したネコヤナギ
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貴重なご意見を頂いた 第17回企画懇談会