自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏
■9月管理人日記
富士山の標高1,000~1,100メートルに位置する「まなびの森」。最近では、朝の気温が8℃位になっています。広葉樹も少しずつではありますが、色づきだしています。また、自然林の中では、色々なキノコが顔を出し始めました。9月13日の日には、フォレストアークのすぐ近くまで雄鹿が出て来ましたので、カメラにおさめました。これからは、たくさんの鹿が山の上から下りて来ます。
9月19日には、ホールアース自然学校の関係者8名が来所され、「まなびの森」で自然観察会を実施されました。みなさん豊かな森に満足されていたようです。
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キオン
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トチバニンジン
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「まなびの森」に遊びに来た牡鹿
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ヌメリツバタケ
■8月管理人日記
8月に入ってからの「まなびの森」は連日の様に雷雨があり、不安定な気候で本来の夏日がほとんどありません。
初旬には、地元の野鳥の会の皆さんによる探鳥会が実施されました。鳥の姿はあまり見られなかった様ですが、楽しいひとときを過ごしていただけたようです。
8月6日には、ボランティアの方々による今年最後の下刈り作業が実施されました。あいにくの雨模様にもかかわらず、12名の方が参加くださいました。最初から雨具を着用しての作業でしたが、皆さん頑張ってくださいました。
6月より5回に渡っての下刈り作業に、延べ110名(※1)の方々の皆様が参加くださいました。皆様のお力により、今年も怪我無く作業を終えることができました。ありがとうございました。
中旬には、「まなびの森」として富士山エコレンジャー(※2)の活動に2日間参加しました。
ススキの穂も伸び始めました。「まなびの森」には、もう秋の足音が聞こえます。
※1:ボランティア参加者内訳
一般ボランティア3回開催(42名参加)
三菱電機株式会社様ボランティア1回開催(44名参加)
社員ボランティア1回開催(24名参加)
※2:富士山エコレンジャー
富士山の環境保全と、富士山来訪者が安全・快適に富士山を楽しめるための活動(富士山の実情に応じたマナー指導、安全な登山指導や自然・文化などへの理解を深める情報提供)に取り組むため、ふじさんネットワーク会員が組織結成。
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オトコエシの花
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フジウツギ
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笠雲をかぶった富士山
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始めての下刈り作業のため手ほどき中
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富士山エコレンジャーでの清掃作業
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探鳥会の様子
霧がますます深くなり、自然林内の倒木に着生しているコケの緑もますます鮮やかさを増してきました。
7月には、3回のボランティア活動が行われ、84名の方が「まなびの森」の下刈り作業に参加くださいました。
■7月管理人日記
霧がますます深くなり、自然林内の倒木に着生しているコケの緑もますます鮮やかさを増してきました。
7月2日には、三菱電機(株)の皆様による第5回目のボランティア活動としての下刈り作業が実施されました。今までで、最多の44名の方に参加していただきました。特に今回は25名の方が初参加ということで、活動の幅が広がっている様です。
7月9日には、一般ボランティアの方16名に参加していただき、下刈り作業が実施されました。ベテランから初めての方まで、雨交じりの中、作業を頑張っていただきました。特に今回は、9名の女性の方が参加してくださり、華やかな作業となりました。
■社員ボランティア
7月17日、社員向けボランティア活動が行われました。
ご家族連れの方も多く、親子で仲良く「地下足袋」姿でバッチリきめた参加者もいました。富士山が時おり顔を覗かせる中、子供から大人まで、下刈り作業に気持ちのよい汗を流しました。
久し振りに「まなびの森」に足を運んだ参加者は、休憩時間に散策を楽しみ、改めて「まなびの森」の豊かな自然に感動をしたり、都会の生活では触れることのない被写体にシャッターを切るなど、それぞれに自然の中での時間を楽しんでいる様子でした。
慣れない早起きが少し辛かったものの、自然の中での作業を終えた参加者は、心地よい充実感で一杯でした。
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ヘビイチゴの実
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ヘビイチゴの花
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ボランティア活動に参加された三菱電機(株)の皆様
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7月9日一般ボランティア活動参加者の皆様
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背丈ほどに伸びたススキを刈り、植林木もたくさん日光浴ができます
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7月17日社員ボランティア参加者
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親子で仲良く下刈り作業中
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富士山も一緒に下刈り作業の説明を聞きます
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葉っぱで休憩中のモリアオガエル
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孵化するためにビオトープから登ってきたヤゴ