まなびの森通信

まなびの森通信

自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏

【第3回】ボランティア活動3回開催

2005年 8月22日

霧がますます深くなり、自然林内の倒木に着生しているコケの緑もますます鮮やかさを増してきました。
7月には、3回のボランティア活動が行われ、84名の方が「まなびの森」の下刈り作業に参加くださいました。

■7月管理人日記

霧がますます深くなり、自然林内の倒木に着生しているコケの緑もますます鮮やかさを増してきました。
7月2日には、三菱電機(株)の皆様による第5回目のボランティア活動としての下刈り作業が実施されました。今までで、最多の44名の方に参加していただきました。特に今回は25名の方が初参加ということで、活動の幅が広がっている様です。
7月9日には、一般ボランティアの方16名に参加していただき、下刈り作業が実施されました。ベテランから初めての方まで、雨交じりの中、作業を頑張っていただきました。特に今回は、9名の女性の方が参加してくださり、華やかな作業となりました。

■社員ボランティア

7月17日、社員向けボランティア活動が行われました。
ご家族連れの方も多く、親子で仲良く「地下足袋」姿でバッチリきめた参加者もいました。富士山が時おり顔を覗かせる中、子供から大人まで、下刈り作業に気持ちのよい汗を流しました。
久し振りに「まなびの森」に足を運んだ参加者は、休憩時間に散策を楽しみ、改めて「まなびの森」の豊かな自然に感動をしたり、都会の生活では触れることのない被写体にシャッターを切るなど、それぞれに自然の中での時間を楽しんでいる様子でした。
慣れない早起きが少し辛かったものの、自然の中での作業を終えた参加者は、心地よい充実感で一杯でした。

  • ヘビイチゴの実

  • ヘビイチゴの花

  • ボランティア活動に参加された三菱電機(株)の皆様

  • 7月9日一般ボランティア活動参加者の皆様

  • 背丈ほどに伸びたススキを刈り、植林木もたくさん日光浴ができます

  • 7月17日社員ボランティア参加者

  • 親子で仲良く下刈り作業中

  • 富士山も一緒に下刈り作業の説明を聞きます

  • 葉っぱで休憩中のモリアオガエル

  • 孵化するためにビオトープから登ってきたヤゴ

【第2回】今年初のボランティア活動報告

2005年 7月15日

霧につつまれる「まなびの森」で今年初のボランティア活動となる、下刈り作業が実施されました。
作業終了後の爽快な気分は格別です。是非、一度参加ください。

■今年初のボランティア活動報告

「まなび森」が霧につつまれる様になってきました。神秘的で幻想的な森の世界を体感できます。
6月11~12日に静岡第21団ガールスカウトの子供達が「まなびの森」フォレストアークを使って研修を実施しました。参加人数は14名と少なかったのですが、連帯といい思い出作りが出来た様です。
6月18日には、今年最初となるボランティアの方々による下刈りが実施されました。14名の方に参加していただき、いい汗をかいていただきました。参加者の多くが毎年参加くださる熱心な方ばかりで、鎌の使い方もすっかり板についていました。なかには、「my鎌」を持参される、林業ボランティアのベテランの方もいらっしゃいました。こうして、たくさんの方に愛していただき「まなびの森」が育っていっていると、改めて感じた一日でした。

※下刈りとは?
植林した苗木の周りに生える成長の早い雑草などを刈ることにより、苗木に太陽光を当てて、大きく育つようにする大切な作業。6月中旬から8月上旬に行われる。

  • サンショウイバラの花

  • ケウツギの花

  • カエデの種

  • 植林したヤマボウシが花を咲かせています

  • 植林したヤマザクラの実(少し苦いそうです)

  • 霧につつまれる「まなびの森」。下草も伸びてうっそうとした中、下刈りに向かいます。

  • 伸びきった草もスッキリしました。お疲れ様です。

  • 右上の白い泡は、モリアオガエルの卵。

【第1回】春の富士に笑顔咲く新入社員研修 子供たちが隠れ家づくり

2005年 6月10日

毎月、色々な情報をお伝えしたいと思います。
まず創刊号では、住友林業新入社員研修の様子と子供達の自然体験の様子をお送りします。
「まなびの森」春の様子もお楽しみください。

■春の富士に笑顔咲く 新入社員研修

2005年4月8日。住友林業の新入社員186名は、富士山「まなびの森」にて研修を行ないました。この日の空は晴れ渡り、少し汗ばむほどの絶好の林業研修日和でした。頭にはヘルメット、手には軍手、作業準備は万端です。
まずは、500本の檜の苗木植林。土を鍬で掘り起こし、苗を入れ、土をかぶせて根元を埋め、苗のてっぺんを引っ張りながら、しっかりと土を踏みしめる。簡単なようで難しく、なかなか苗が真っ直ぐ植えられませんでした。
植林が終わると今度は、ヘキサチューブ直しです。ヘキサチューブとは、鹿から大切な苗を守るために木に被せるチューブのことです。一斉に、背丈ほどの木と草が生い茂る林に分け入り、作業開始。紐がほどけて取れかかっているヘキサチューブを巻き直し、倒れたり、木自体が枯れてしまったものからヘキサチューブを取除く。想像していた以上の大変な作業で、皆、汗だくで頑張った結果、たくさんのヘキサチューブを巻き直すことができました。これからスクスクと育っていってくれるでしょう。
わずかな時間でしたが、まなびの森での作業を通して、とても気持ちのよい汗をかくことができました。そして、新入社員一同、住友林業が掲げる経営理念の一つである「環境保全」の精神の一端を垣間見ることができたに違いありません。

■子供たちが隠れ家づくり

「まなび森」にとって素晴らしい季節、新緑の時期がやって来ました。
5月3?5日にかけて、静岡県芝川町のホールアース自然学校主催の自然体験が、「まなび森」とフォレストアークを利用して実施されました。西は名古屋、東は東京からの子供達19名(小中学生)が参加しました。
ホールアースの3名のスタッフの指導の下、「森の隠れ家作り」「竹の弓矢作り」「バードコール作り」「ナイトハイク」等の楽しいプログラム満載で、子供達は喜々として楽しんでいるようでした。都会育ちの子供達も、意外に元気で活発で、私の心配も取りこし苦労でした。

  • みんなの気持ちはひとつだ!!

  • よいしょっ!!

  • 男女を問わずみんな働き者です

  • 隠れ家作りをしたよ

  • オタマジャクシでいっぱいのビオトープ

  • 「まなびの森」にも春がやってきました

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