まなびの森通信

まなびの森通信

自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏

【第11回】「まなびの森」企画懇談会開催

2006年 4月24日

■3月管理人日記

 3月は季節の変わり目らしく、天候が目まぐるしく変化しました。「春の嵐」、「初夏の様な陽気」、そして「雪」と自然の力に圧倒された一ヶ月でした。
  3月11日には「まなびの森」の運営の基本となる企画懇談会が開催されました。今後の運営について、各委員のみなさんより貴重なご意見をいただきました。また、今月に入って「フォレストアーク」施設充実の一環として、太陽光採光システム「ひまわり」、風力発電装置、展示コーナーがそれぞれ設置されました。今後の来場者の皆さんに注目していただけると思います。

■フォレストアークの環境配慮設備がますます充実!

 フォレストアークは、太陽光発電、雨水利用、バイオトイレなど、さまざまな環境配慮設備を備えています。昨秋のペレットストーブに続いて、3月には、太陽光採光システム「ひまわり」、ハイブリッド(太陽光・風力)発電ポール、植林・育林道具の展示棚、まなびの森紹介パネルなどを設置しました。
◇太陽光採光システム「ひまわり」
 フォレストアークの屋根に設置したドームの中のレンズで太陽光を集め、光ファイバーで伝送して、室内を明るく照らします。自然の光を利用した照明装置ですので、朝には朝日の色、夕方には夕日の色に室内が照らされます。太陽光発電を動力にして、レンズが常に太陽に対して正面を向くように動くため、「ひまわり」と呼んでいます。曇りや雨の日は、残念ながら、お楽しみいただけません。
◇ハイブリッド(太陽光・風力)発電ポール
 フォレストアーク内の設備を充実させるため、今まで以上の電力が必要になりました。そこで、従来から屋根の上にあった太陽光発電パネルを増やすとともに、太陽光発電と風力発電がひとつになったポールを屋外に設置しました。
◇パソコン・プロジェクター・スクリーン
 フォレストアークで環境教育を行おうとする方々が自由にお使いいただけるパソコンを設置しました。CD?Rなどでデータを持ち込むだけで、パワーポイントを使ったプレゼンテーションができます。
◇植林・育林道具の展示棚
 「まなびの森」自然林復元活動で、実際に植林や育林に使っている道具を展示して、いつでも皆さんに見ていただけるようにしました。展示棚を作った部材は、全て国産材を使い、国内林業の活性化による森林保全を呼びかけています。
1. スーパー檜:国産ヒノキの集成材です。「住友林業の家」の柱にも使われています。
2. きづれパネル:国産のスギなどを格子状に組んだパネルです。「住友林業の家」の壁下地にも使われて、耐震性や通気性を高めています。
3. スギ合板:国産のスギを使うことによって国内の森林を活性化させるとともに、海外の貴重な森林資源を保護します。
◇「まなびの森」紹介パネル
 「まなびの森」を紹介するパネルをリニューアルしました。「まなびの森」のこれまでやこれからの歩み、森づくりの方針などがわかります。また、それぞれ環境配慮設備にも、説明版を設置しました。

  • これからは富士山も雪帽子を少しずつ脱いでいきます

  • 頭を出したバイケイソウの芽

  • 「まなびの森」から望む駿河湾

  • 太陽光採光システム「ひまわり」

  • 「まなびの森」紹介パネル

  • 充実した環境教育用機器

  • ハイブリッド(太陽光・風力)発電ポール

  • きづれパネルを用いた植林・育林道具の展示棚

  • スギ合板を用いた植林・育林道具の展示棚

【第10回】春の日差しに誘われ遊びに来た鹿

2006年 3月14日

■2月管理人日記

 厳しい冷え込みが、毎日続いていますが、日中は「春の日差し」の形容がピッタリする様な明るい陽光がいっぱいです。林内の地表も凍っていたのが融け出して、ぬかるみ状態になる日が増えてきました。しかし、地表から数センチ下はまだ凍った状態で、春はまだ少し先のようです。中旬頃からは「まなびの森」の代表の霧の発生が見られる様になりました。これからは、光と霧と雨が交錯しながら春に向かって行きます。

  • 「春の日差し」に誘われ遊びに来た鹿

  • 笠雲でお天気占い。明日は晴れ?雨?

  • ビオトープにはカエルの卵が!

【第9回】例年にない深い雪の「まなびの森」

2006年 2月21日

■1月管理人日記

 「まなびの森」の新しい年が始まりました。今年も「まなびの森管理日記」を通して、行事の内容、来場くださった方々の様子、森の変化、素晴らしさ、自然の不思議について、出来るだけ特徴をつかんでお伝えしていきたく思っています。今年も宜しくお願いいたします。
 さて、新しい年に入っても昨年来の厳しい寒さが続いておりまして、1月5日~6日、17日~18日、21日に雪が降りました。特に21日の積雪は20cmを超え、積雪記録最高となりました。そんな雪模様の「まなびの森」においても、1月4日には地元の野鳥の会による定例調査、18日には写真愛好会(写友ゲキG)の皆さん10名が来所されました。

  • 例年にない深い雪の「まなびの森」

  • 冬の晴れ間に銀色に輝く林道

  • 積雪記録を更新した21日の積雪20cm強

ページの先頭へ戻る