自然あふれる富士山2合目の「まなびの森」フォレストアークから
四季折々のようすやボランティア活動についてお伝えします。
みなさん是非「まなびの森」へ足をお運びください。
お待ちしております。
富士山「まなびの森」フォレストアーク副館長・管理人
沢田明宏
■8月管理人日記
暑い8月でした。標高1,100~1,200メートルに位置するまなびの森でも、気温が30度を記録した日が2~3日ありました。
昨年と同様に今年もまなびの森の東側にクマが出没したとの情報が、山の村施設からありました。生態系に変化が生じてきたのでしょうか。その後、出没の情報はなく、山の村施設および、近くの表富士キャンプ場は通常通りの活動を行っています。
今月は2日に静岡支店の皆さんによる森林保全についての自然観察会、5日にはボランティアの方々による下草刈り作業、10日には緑の少年団の皆さんによる自然観察会がフォレストアークとまなびの森にて実施されました。
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8月5日一般ボランティア活動参加者の皆様
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しっかり日光浴できるようになりました
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葉をもむと独特の臭気がする臭木(クサギ)の花
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バードコール挑戦中
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お父さんと一緒に下草刈り
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タマアジサイ
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トチバニンジンの実。根は薬用に使われます。
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モミジガサ
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夏空と富士山
■7月管理人日記
今年の梅雨は例年に比べても長く、月末になってようやく明けました。雨量は少なかったようですが、連日湿度100%に近い状況が続き、霧にスッポリと包み込まれた森が一層幻想的な雰囲気をかもし出していました。そんな森の中で今年は、久しぶりにブナが結実しました。4~5年ぶりの事で、実を拾って蒔いてみようと思います。
今月は8、15、16日にボランティアの方々による下草刈り作業が実施されました。皆さん湿度の高い厳しい状況の中で、大変頑張って作業に取組んでくださいました。
■下草刈りボランティアに参加して ~社員の声から~
妻と長男の3人で初めて参加しました。下草刈という地味な響きをもつ作業でしたが、あたり一面背丈ほどもあるススキを前に俄然開拓精神に火がついて燃えました。鎌を振りかざしてススキをなぎ倒す間の数時間、日常業務や都会の喧騒を忘れてよい汗をかきました。家族のことも時々忘れて集中しました。終了後、切り開かれた大地を見て、爽快な感動を覚えました。
幼稚園年長で6歳の長男は、私と妻の間の飲み物運搬係を行いながら参加の方々とのコミュニケーションや自然観察を楽しみました。街中では体験することのできない自然環境の中、大きなガマガエルが突然現れたり、大人の腰ほどの高さのところに野鳥の巣と卵を発見したことは心に残る想い出となったようです。また、時折見せる富士の雄姿が格別でした。
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ブナの実
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サンショウバラの実
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ホタルブクロ
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7月8日一般ボランティア活動参加者の皆様
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植林した木を発見。元気に育っていました。
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三菱電機(株)様ボランティア活動参加者の皆様
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お母さんと一緒に下草刈り。大きな鎌をヨイッショ!
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下草刈り作業中に野鳥の巣を発見!
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チダケサシ。名前の由来は採ったチダケを茎に刺して持ち帰る信州地方の風習
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幼稚園年中さんを中心に広がる参加の方々との輪
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葉がボタンの葉にそっくりなボタンヅルの花
■6月管理人日記
例年並の梅雨入りとなった「まなびの森」ですが、雨もそれほど多くなく、おだやかな毎日が続いています。今年もサンショウバラが多くの花をつけました。きれいなバラですが、残念なことに2日ほどで花の見頃も終わり、しぼんでしまいます。
今月は今年初となるボランティアの方々による下刈り作業、そして地元富士宮市内の小学生達の自然体験学習が3回実施されました。予想以上の好評を得て、幸先の良いスタートでした。
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サラサドーダン
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ウツギの花
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カマツガ
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サンショウバラ
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草笛に挑戦中
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森の中でのお昼ごはんは格別です
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伸びきった下草もスッキリしました
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今年初のボランティア活動参加者の皆様