ニュースリリース(2010年)

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2010年10月1日

社有林で取得したJ-VER クレジットを活用
全国の住宅展示場で排出するCO2の全量を対象にカーボン・オフセットを実施

住友林業株式会社(社長:市川 晃 本社:東京都千代田区大手町)は、平成22年10月から、全国に展開する290棟(平成22年9月末現在)のすべての住宅展示場を対象に、その運営で使用する電気・ガスにより1年間に排出するCO2全量を自社社有林で取得したオフセット・クレジット(J-VER)を活用し、オフセットを実施することといたしますので、お知らせします。

当社は、環境省が推進するオフセット・クレジット(J-VER)制度の「持続可能な森林経営促進型プロジェクト」において、昨年7月、宮崎県山瀬地区の社有林を対象とした「住友林業株式会社 社有林管理プロジェクトⅠ」が「持続可能な森林経営促進型」の第1号として登録されました。今回の取り組みは、自社のオフセット・クレジット(J-VER)を活用し、事業活動におけるCO2排出量を削減することを決定したものです。今後も当社グループは、環境配慮の取組みを更に推進していきます。

カーボン・オフセットを実施する吸・排出量の算出根拠
 
CO2 排出量 CO2 吸収量
展示場の運営によって年間に排出する全量 発行クレジット
約2,900 t-CO2/年 (約10t-CO2/棟)

◇当社の全住宅展示場で使用する電気、ガスなどの年間エネルギー使用総量から算出。

2,083t-CO2/年 (2008年度発行量)
財)日本品質保証機構(JQA)検証による
<オフセットの取り組み>

◇住宅展示場の運営により1年間に排出する CO2全量を、クレジットが発行される2013年度(2014年3月期)まで3年半にわたり相殺する。

◇発行済のJ-VERクレジットで不足する分は、新規にクレジットを取得する予定。

<オフセット・クレジットの詳細>

◇クレジットの種類:J-VER
(Japan Verified Emission Reduction)

◇クレジット発行期間:2008年~2012年の5年間

◇プロジェクト名:住友林業株式会社社有林管理プロジェクトⅠ
(宮崎事業区山瀬地区)

◇プロジェクト番号:0003

◇プロジェクト種類:森林経営活動によるCO2吸収量の増大
(持続可能な森林経営促進型プロジェクト)

「住友林業の家」の環境対応
(1) 住宅展示場における省エネルギー・省CO2への取組み
 

住友林業は、事業を通じて地球環境の保全へ取り組んでいます。住宅事業においては、全国の展示場・ショールームにて、平成20年10月から環境配慮型照明機器への切り替えを進め、また平日の展示場においては、日中には照明が不必要な居室などの消灯を実施。特に季節の変わり目には、展示場での空調機器の使用を控え、お客様に「涼温房」設計(*(4)ご参照)の効果を体感いただくなど、消費電力・CO2排出量の削減に努めています。これらの削減取り組みを積極的に進めることで、展示場における省エネルギー・省CO2の更なる実現をめざします。

(2) 植林によるカーボン・オフセットの取組み
 

今回は自社で取得したオフセット・クレジット(J-VER)を活用し、展示場の運営で使用する電気・ガスにより排出するCO2の全量を相殺することとし、事業所でも更なる環境配慮への取組みを進めていきます。

これらは、2009年から当社が推進する「プロジェクト EARTH」の取り組みの一環です。「プロジェクト EARTH」は、山林環境事業で培った植林ノウハウを活かし、環境保全、生物多様性に配慮した植林を推進するとともに、住まいづくりの過程で排出するCO2をオフセットする、山林事業から住関連事業に至るまで、そのすべてをグローバルに展開する当社ならではの取り組みです。

例えば、「住友林業の家」に使用する主要構造材の、伐採から建築施工までに排出するCO2の全量をオフセットすべく、インドネシアの国立公園内の荒廃地に植林を実施しています。その植林規模は建築するすべての住宅の延べ床面積の約2倍。年間で約300ha、植栽本数約40万本にも及び、植栽後は10年間育林・管理を継続していきます。

(3) 国産材の積極活用による国内山林の活性化をめざす取り組み
 

J-VER制度は国内山林の持続的な循環を促すことを目的としたものですが、「住友林業の家」は、再生可能な資源である木を活かす木造注文住宅であり、基幹商品の主要構造材に占める国産材比率を70%まで高めています。国産材を積極的に活用することで、国内山林の活性化、健全な森林の育成・保全に貢献しています。

(4) 冷暖房設備に頼りきることなく、自然を感じる「涼温房」設計の住まい提案
 

一邸一邸の住宅設計においては、太陽や風、緑など自然の恵みを取り入れる 「涼温房」 の設計手法と、太陽光発電・太陽熱給湯などの最新設備を融合した住まいづくりを提案しています。これも、日本の気候風土にマッチし、かつ環境負荷低減、地球温暖化抑止につながる家づくりです。

展示場においても、お客様が住まいに光と風を取り込む設計手法を体感できる様、東西南北の外構植栽計画と合わせて、実方位にあわせたモデルハウスの設計を推進しています。

※ J-VER制度(J-VER:Japan Verified Emission Reduction)
環境省が地球温暖化対策の一つとして推進する、国内の温室効果ガスの排出削減・吸収量を、自主的なカーボン・オフセット用のクレジットとして認証する制度。平成20年11月に創設されました。創設当初はCO2排出削減プロジェクトのみが対象でしたが、平成21年3月に、林野庁と連携して森林のCO2吸収量を増加させる森林管理プロジェクトが追加されました。この制度に基づいて発行されるクレジットがオフセット・クレジット(J-VER)で、国内における自主的な温室効果ガス排出削減・吸収プロジェクトから生じた排出削減・吸収量を指します。カーボン・オフセット等の自主的な取組みに活用可能です。


以上
≪お問い合わせ先≫
住友林業株式会社
コーポレート・コミュニケーション室 大屋・佐藤
TEL:03-3214-2270
FAX:03-3214-2272
≪J-VERに関するお問い合わせ≫
環境ビジネス開発部 佐野・石川
TEL:03-3214-2325

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