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ニュースリリース(2015年)
2015年12月21日
ニュージーランドにおける山林取得に関するお知らせ
住友林業株式会社(社長:市川 晃、本社:東京都 千代田区)は100%子会社であるSumitomo Forestry NZ Limited(社長:角元俊雄、本社:ニュージーランド ネルソン市、以下SFNZ社)を通じて、ニュージーランド(以下NZ)のTasman Bay Forests Company(以下TB社)とTB社が保有する山林資産を取得するための資産売買契約※を締結しましたのでお知らせ致します。
※本資産売買は、NZ政府を含む関係者の同意等が条件となります
1. 取得の理由
新興国を中心とした将来の人口増加と経済成長及び地球環境への配慮の高まりを背景として、中長期的に木材需要、とりわけ持続可能な植林資源に対する需要の拡大が予想されます。
本山林は、NZ・ネルソン地区に位置する約3万haに及ぶラジアータ・パイン植林地です。ネルソン地区では、SFNZ社の100%子会社でMDF(Medium Density Fiberboard=中密度繊維板)の製造を行うNelson Pine Industries Ltd.(以下 NPIL社)が既に5,000ha の山林を保有しており、今回の取得に伴い、本地区での山林保有面積は約3万5,000haとなります。
ラジアータ・パインは成長が早く供給が安定していること、均質で汎用性が高いこと等から価格競争力があり、長期にわたり安定した収益が見込まれます。また、NPIL社とネルソン港に近接しているという本山林の立地上の優位性により、高い競争力を持つと共に、当社グループ製造事業及び流通事業とのシナジー効果も期待できます。
当社グループは1691年の創業以来、320余年にわたり山林事業を営み、再生可能な資源である「木」を活かした事業を行ってまいりました。今後も、森林資源の価値を高め地球環境に貢献する事業をグローバルに展開してまいります。
2. 取得資産の内容
資産の名称及び所在地 |
取得価額※1 |
現況 |
山林資産(約3万ha) |
約370百万 |
Tasman Bay Forests Companyが所有し、山林経営(植林、立木の伐採・販売等)を行っております。 |
※1 本資産取得に係る決済は、新設予定のSFNZ社子会社を通じて行う予定です。
※2 円貨ベースの取得価額につきましては、今後為替相場により変動する可能性があります。
3. 相手先の概要
(1) 名称 | Tasman Bay Forests Company |
(2) 所在地 | Unit 5, 120 Hamilton Street, Tauranga 3141, New Zealand |
(3) 代表者の役職・氏名 | Brenton Jan Keefer, Director |
(4) 事業内容 | 山林経営(植林、立木の伐採・販売等) |
(5) 資本金 | 156,288千ニュージーランドドル(2014年12月末時点) |
4. 取得の日程
(1) 取締役会決議日 | 2015年12月9日 |
(2) 契約締結日 | 2015年12月18日 |
(3) 資産売買完了日 | 2016年6月1日 (予定※) |
※本資産売買は、NZ政府を含む関係者の同意等が条件となります
5. 今後の見通し
本件実施による当期連結業績に与える影響は軽微であります。
以上
《お問い合わせ先》
住友林業株式会社
コーポレート・コミュニケーション室 森永・中嶋
TEL:03-3214-2270