Instagramのロゴ Youtubeのロゴ

Vol.102
木を活かした設計

Vol.102 木を活かした設計
木を楽しむ、木を味わう。
木は不思議な存在です。
街並みの中に、木のドアや壁を見つけると、
そこには温かな空気が流れているような気がします。
木の柱は思わず撫でてみたくなるし、木の床は素足で歩いてみたくなる……
木には人と心を通わせ、人を温かく包み込む力があります。
住まいにも、たくさんの木を使って、
暮らしを美しく、温かに彩りたい─
例えばその木目や色、感触を楽しんだり、タイルや石など、
異なる素材と組み合わせたり、
歳月を経て変わっていく表情を味わったり……。
選び抜かれた木を使い、
木に寄りそう暮らしを楽しむ住まいの特集です。
K邸 光の中でナチュラルな 木の味わいを楽しむ家
K邸
光の中でナチュラルな
木の味わいを楽しむ家
白い壁に自然な風合いの木が映えるK邸は、光と風がよく入り、ご夫婦が望んだ「広々とした空間に友人たちが楽しく集う」住まいです。バルコニーに面した2階リビングが住まいの中心。ライト色のオークの床と白い壁が、インテリアを美しく引き立てます。収納やテレビ台も床と同じ材料でデザイン。色や素材感の統一により、すっきりとした空間が生まれました。
実例詳細を見る
H邸
内と外を美しく結んだ
北欧家具の似合う木の家
吹抜けの大きな壁を、タイルで仕上げた玄関ホール。南の庭に向かって左右に大きく広がる開口部を設け、内と外をひとつにつなげたリビングとダイニング。そして、美しいアッシュの床に合わせて塗り上げられた漆喰の壁とタイル貼りのアクセント壁―
H邸は、素材を厳選し、それらを丁寧に仕上げた上質な空間が特徴です。室内はどこもゆったりと確保され、その贅沢な「余白」は、ご夫婦がお好きな北欧家具や美術品を楽しむためのスペースとなっています。
実例詳細を見る
H邸 内と外を美しく結んだ 北欧家具の似合う木の家
T邸 中庭に巡る四季。和の伝統にくつろぐ家
T邸
中庭に巡る四季。和の伝統にくつろぐ家
中庭を、カタカナのコの字の左右を逆にしたような形で建物が囲むT邸。奥に居間を配置し、手前に和室。そして居間の左手には、ご主人が打ち込む竹工芸の工房となる建物が居間と直角につながっています。どの部屋も中庭に臨み、四季折々の光と風を楽しみます。居間の床には、木目が鮮やかな、「うづくり」の杉が選ばれ、建具の多くは旧宅で使われていたものを再利用。移りゆく季節を感じながら素材の味わいを楽しむ、和の伝統を今に引き継ぐ住まいです。
実例詳細を見る