戸建住宅

コラム

10年国債の利回りとフラット35の金利の推移

民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供している、長期固定金利住宅ローン【フラット35】の金利は、毎月見直しされます。
【フラット35】に代表される固定金利型の住宅ローンの金利は、「長期金利」の変動に影響されますが、この「長期金利」は、債券の相場によって決まるのが特徴で、代表的な「長期金利」の指標は、国が発行する10年国債の利回りです。
一般的に、市場で売買される国債は、物価が上昇する(インフレになる)という予想や、今後経済が成長していく力が強いと予想されれば、資金を投じて投資を行うメリットが高まるので、売る方が多くなり、市場での売買価格は下がります。
逆に、物価が安定する、或いは経済が成長していく力が弱いと予想されれば、買う方が多くなるので、市場での売買価格は上がります。
このようなマーケットの影響を受けて、国債の売買価格が下がれば長期金利は上がり、売買価格が上がれば長期金利は下がります。
新聞やニュース等の報道で広く知られていることですが、平成28年2月9日に「長期金利」の指標となる10年国債の利回りが初めてマイナスになりました。

次の図表は、財務省が公表をしている、「10年国債」の月末の利回りと、住宅金融支援機構が公表している「フラット35」の毎月の金利の推移を、平成26年1月から平成27年12月までの推移です。
「長期金利」と「フラット35の金利」の動きに連動性があるのかを見てみましょう。

平成26年 「10年国債前月末の利回り」と「フラット35の金利」の推移

基準となる月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
10年国債
単位:%
前月末の利回り 0.736 0.627 0.594 0.641 0.623 0.589 0.564 0.542 0.508 0.522 0.466 0.431
フラット35の各月の金利
単位:%
【返済期間21年以上】 1.80 1.79 1.74 1.75 1.73 1.73 1.73 1.69 1.66 1.65 1.61 1.56
【返済期間20年以下】 1.52 1.53 1.48 1.47 1.45 1.45 1.45 1.41 1.38 1.38 1.34 1.29

平成27年 「10年国債前月末の利回り」と「フラット35の金利」の推移

基準となる月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
10年国債
単位:%
前月末の利回り 0.325 0.288 0.349 0.398 0.336 0.406 0.451 0.414 0.392 0.348 0.306 0.317
フラット35の各月の金利
単位:%
【返済期間21年以上】 1.47 1.37 1.47 1.54 1.46 1.54 1.61 1.58 1.54 1.59 1.55 1.55
【返済期間20年以下】 1.20 1.10 1.20 1.31 1.23 1.31 1.38 1.35 1.31 1.32 1.28 1.28
参考データ
※10年国債の利回り : 財務省ホームページ 国債-関連資料・データ-金利情報-過去の金利情報(昭和49年(1974年)~より集計
※ フラット35の金利 : 住宅金融支援機構ホームページ フラット35-金利情報-【フラット35】お借り入れ金利 より各月の一番低い金利を集計
10年国債前月末の利回り

「フラット35」の金利と、「長期金利」は全く同じ動きをする訳ではありませんが、両者の動きに連動性があることは判ります。

住宅ローンの資金計画をお考えの皆様は、今後の住宅ローン金利を考える材料として、 「長期金利」の動向にも注目をしてみてはいかがでしょうか。

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