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注文住宅を取得した世帯の
マイホームへの思いと比較検討したこと

公開日:2025.10.21

  • 住宅購入
注文住宅を取得した世帯のマイホームへの思いと比較検討したこと

住宅の取得は「お金についての資金計画」と「生活の拠点としてのマイホームの計画」を両輪で検討することになります。

今回のコラムでは、注文住宅を取得した世帯の「マイホームへの思い」と検討する際に重視したことについて、国土交通省が令和5年中に住み替え・建て替え・リフォームを行った世帯を対象に行った調査結果「令和6年度 住宅市場動向調査」の中から、注文住宅を対象にしたアンケートの結果から紹介します。

注文住宅の取得を考える際の参考にしてください。

参照元:国土交通省「令和6年度 住宅市場動向調査」

注文住宅を取得した世帯が「比較検討した住宅」と「希望順位が高かった住宅」は

■「注文住宅」と比較検討した住宅の中で、一番多かったのは、「分譲戸建住宅」(他の注文との比較は除く)でした。
☞ 全国の世帯は27.5%、三大首都圏の世帯は31.8%

次に多かったのは、「既存(中古)戸建住宅」でした。
☞ 全国の世帯は16.8%、三大都市圏の世帯は17.5%

■希望順位が一番高かった住宅は、全国の世帯、首都圏の世帯ともに「注文住宅」でした。
☞ 全国の世帯は87.4%、三大都市圏の世帯は84.8%

アンケートの選択肢の項目は以下です
💡注文住宅 💡分譲戸建住宅 💡分譲マンション
💡既存(中古)戸建住宅 💡既存(中古)マンション 💡賃貸住宅

注文住宅の選択理由は

■選択理由の中で一番多かったのは、全国の世帯、三大都市圏の世帯ともに「信頼できる住宅メーカーだから」でした。
☞ 全国の世帯は55.3%、三大首都圏の世帯は54.4%

アンケートの選択肢の項目は以下です
💡信頼できる住宅メーカーだから
💡新築住宅だから
💡住宅のデザイン・広さ・設備等が良かったから
💡一戸建てだから
💡住宅の立地環境が良かったから
💡昔から住んでいる地域だったから
💡親、子供などと同居・または近くに住んでいたから
💡価格が適切だったから
💡交通の利便性が良かったから
💡災害発生リスクの低い地域だったから
💡子育てに適した地域だったから
💡職場から近かったから
💡将来、売却した場合の価格が期待できるから

注文住宅を取得した世帯の設備等に関する選択理由は

■設備等の選択理由の中で一番多かったのは、全国の世帯、三大都市圏の世帯ともに「高気密・高断熱住宅だから」でした。
☞ 全国の世帯は68.2%、三大都市圏の世帯は69.5%

次に多かったのは、全国の世帯、三大都市の世帯ともに「住宅のデザインが気に入ったから」でした。
☞ 全国の世帯は66.4%、三大首都圏の世帯は65.3%

アンケートの選択肢の項目は以下です
💡高気密・高断熱住宅だから
💡住宅のデザインが気に入ったから
💡火災・地震・水害などへの安全性が高いから
💡間取・部屋数が適当だから
💡住宅の広さが十分だから
💡台所の設備、広さが十分だから
💡浴室の設備、広さが十分だから
💡防犯性能が高かったから
💡高齢者等の配慮が良いから

注文住宅を取得した世帯が「既存(中古)住宅」にしなかった理由は

■「既存(中古)住宅」を選択しなかった理由で一番多かったのは、全国の世帯、三大都市圏の世帯ともに、「せっかくのマイホームは新築の方が気持ち良いから」でした。
☞ 全国の世帯は57.3%、三大首都圏の世帯は52.1%

次に多かったのは、全国の世帯、三大都市圏ともに「耐震性や断熱性など品質が低そうだから」でした。
☞ 全国の世帯は30.7%、三大首都圏の世帯は29.5%

アンケートの選択肢の項目は以下です
💡せっかくのマイホームは新築の方が気持ち良いから
💡耐震性や断熱性などの品質が低そうだから
💡隠れた不具合が心配だから
💡リフォーム費用やメンテナンス費用で結局割高になると思ったから
💡給排水管など設備の老朽化が懸念されたから
💡今回建築した住宅が建て替えだったから
💡間取りや台所、浴槽等の設備、広さが不満だったから
💡希望するエリアに住宅がなったから
💡見た目が汚いなどの不満があったから
💡保証やアフターサービスが無いと思ったから
💡価格が妥当なのか判断できなったから

注文住宅を取得した時に経済的要因が与えた影響度は

■住宅取得にあたって経済的要因が与えた影響度を要因別にみると、全国の世帯では「従前住宅の売却価格」、「金利動向」が前年に比べて低下し、それ以外の要因が上昇しています。

三大都市圏の世帯では、「地価/住宅の価格相場」、「住宅取得時の税制等の行政施策」が上昇し、それ以外の要因が低下しています。

アンケートの選択肢の項目は以下です
💡景気の先行き感 💡家計収入の見通し
💡従前住宅の売却価格 💡金利動向
💡地価/住宅の価格相場 💡住宅取得時の税制等の行政施策

注文住宅を取得した世帯が施工者を探した方法は

■施行業者を探した方法の中で一番多かったのは、全国の世帯、三大都市圏の世帯ともに「住宅展示場」でした。
☞ 全国の世帯は50.8%、三大首都圏の世帯は53.0%

次に多かったのは、全国の世帯、三大都市圏の世帯ともに、「インターネット」でした。
☞ 全国の世帯は46.6%、三大首都圏の世帯は48.8%

アンケートの選択肢の項目は以下です
💡住宅展示場 💡インターネット 💡知人等の紹介
💡住宅情報誌 💡自身や親族・知人の勤め先
💡不動産業者 💡新聞等の折り込み広告

注文住宅を取得した世帯の住み替え前の住宅は

■住み替え前の住宅(建て替えを除く)で一番多かったのは、全国の世帯、三大都市圏の世帯ともに「民間賃貸住宅」でした。
☞ 全国の世帯は56.6%、三大首都圏の世帯は56.2%

アンケートの選択肢の項目は以下です
💡持家 💡公営住宅・都市再生機構または公社等の賃貸住宅
💡親・兄弟姉妹など親族の住宅
💡社宅・寮・公務員住宅など 💡民間賃貸住宅

注文住宅を取得した「子育て世帯」と「若者夫婦世帯」の割合は

■注文住宅を取得した世帯のうち「子育て世帯」の割合は51.0%、「若者夫婦世帯」の割合は10.4%でした。

「子育て世帯」、「若者夫婦世帯」が注文住宅を選択した理由は

■「子育て世帯」が「全国の世帯」よりも選択した理由の比率が一番高かったのは、「子育てに適した環境だったから」でした。
☞ 全国の世帯が16.1%、子育て世帯が24.7%

■「若者夫婦世帯」で一番多かったのは「新築住宅だから」でした。
☞ 全国の世帯は47.8%、若年夫婦世帯が69.8%

アンケートの選択肢の項目は以下です
💡信頼できる住宅メーカーだから
💡新築住宅だから
💡一戸建てだから
💡住宅のデザイン・広さ、設備等が良かったから
💡住宅の立地環境が良かったから
💡昔から住んでいる地域だったから
💡親、子供などと同居・または近くに住んでいたから
💡価格が適切だったから
💡災害発生リスクの低い地域だったから
💡交通の利便性が良かったから
💡子育てに適した環境だったから 💡職場から近かったから
💡将来、売却した場合の価格が期待できるから

「子育て世帯」、「若者夫婦世帯」が「既存(中古)住宅」にしなかった理由は

■「子育て世帯」の方が「全国の世帯」よりも「既存(中古)住宅」を選択しなかった理由」の比率が一番高かったのは、「新築住宅の方が気持ち良いから」でした。
☞ 全国の世帯は57.3%、子育て世帯は65.3%

■「若者夫婦世帯で比率が一番高かったのは、「隠れた不具合が心配だったから」でした。
☞ 全国の世帯は28.9%、若者夫婦世帯は47.2%

アンケートの選択肢の項目は以下です
💡せっかくのマイホームは新築の方が気持ち良いから
💡耐震性や断熱性などの品質が低そうだから
💡隠れた不具合が心配だから
💡リフォーム費用やメンテナンス費用で結局割高になると思ったから
💡給排水管なで設備の老朽化が懸念されるから
💡今回建築した住宅が建て替えだったから
💡間取りや台所、浴槽等の設備、広さが不満だったから
💡希望するエリアに住宅がなかったから
💡見た目が汚いなどの不満があったから
💡保証やアフターサービスが無いと思ったから
💡価格が妥当なのか判断できなったから

まとめ

今回のコラムでは、注文住宅の取得に際して重視していることを国土交通省が実施したアンケートの結果から紹介しました。

その中では、「信頼できる住宅メーカー」、「高気密・高断熱住宅」、「せっかくのマイホームは新築の方が気持ち良い」、「住宅の価格」、「金利動向」、「住宅展示場」、「インターネット」、「子育てに適した環境」、などの視点が上位に来ている姿が垣間見えます。

コラムをご覧の皆様は、理想の家作りでポイントとなるところが見えましたか。

このような様々な要件を比較検討しながら自身に合った理想の家づくりを始めてください。

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