一般的な柱が105mm角であるのに対して、ビッグフレーム構法では105mm×560mmのビッグコラムを主要構造材に使用。柱幅が約5倍あり、強度試験において壁倍率22.4相当を確認。優れた耐震性を確保しながら、開放感あふれる設計自由度の高いプランを可能にします。
ビッグコラムと梁の接合部は、高精度なオリジナル金物同士によるメタルタッチ接合により強固に固定。さらに、基礎とも土台(木部)を介することなく金物同士のメタルタッチによって直接接合し、ビッグコラム、梁、基礎を一体化。地震に強い構造を実現します。
観測史上最大級の最大加速度2,699galの揺れを余裕でクリア。また、巨大地震が繰り返し発生することを想定した加振も実施し、22回加振するという過酷な実験にもねばり強さを発揮。さらに、強い余震が繰り返し発生することも想定した246回の加振の繰り返しにも、耐震性が維持され続けることが確認されました。
※gal(ガル):地震の揺れの強さを表す加速度の単位 1gal=1cm/sec2
地震に耐える耐力壁の役割をビッグコラムが果たすので、構造躯体を構成する柱や壁などを最小限に抑えることが可能。設計自由度が高く、多彩なプランを実現できます。庭とのつながりを生み出す広い開口部、耐力壁で分断されない開放的な室内空間など心地良い住環境を生み出します。
ビッグフレーム構法は、梁勝ちラーメン構造のため、各階ごとに柱を自由に配置することが可能。1階と2階それぞれに空間を自由に構成できます。また、最大1.82mのキャンティレバーにより、空間を有効活用できます。
2階が1階より大きく張り出したキャンティレバーを利用することにより、1階部分をテラスやカーポートにしても、2階部分は居室やバルコニーとして活用できるのでプランの自由度が広がります。
2台のクルマが入るビルトインガレージをつくることが可能。ガレージの上は居室として利用できます。また、住まいとガレージを一体化することで、防犯性も高まりまります。
日本の家の美しさを表現する深い軒と連続する大きな窓、プライバシーを確保しながら都市の景観にとけ込むスクエアなフォルムなど、設計自由度の高さを最大限に活かして外観をデザインできます。