重要課題3:事業活動における環境負荷低減の推進

基本的な考え方

気候変動による影響が世界で深刻化する中、企業には地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出削減や省エネへの取り組みが求められています。

住友林業グループでは、このような背景を踏まえ、環境への影響を考慮し、徹底した省エネ活動、再生可能エネルギー活用の推進など、温室効果ガス排出削減、気候変動緩和対策に向けた活動が重要であると認識しています。中長期的な将来を見据え、2018年には2030年へ向けた温室効果ガス排出量削減目標を定め、2018年7月にSBTとして認定されました。さらに、2040年までに自社グループの事業活動で使用する電力と発電事業における発電力燃料を100%再生可能エネルギーにすることを目指す国際的なイニシアティブである「RE100」にも加盟しました。

また、環境負荷の低減と資源の有効利用を図るため、産業廃棄物の発生抑制・再利用・リサイクルを推進しています。

※ Science Based Targets。世界の平均気温の上昇を「2℃未満」に抑えるために、企業に対して、科学的知見と整合した削減目標の設定を求めるもの

重要課題3のマネジメント

中期経営計画サステナビリティ編において、重要課題3「事業活動における環境負荷低減の推進」は大きく3つの目標にわけ、管理部署の年度活動方針や施策に落とし込みマネジメントを行っています。また、重要課題が社会・環境に及ぼすインパクトについても検証を行っています。

 

重要課題3に関わる目標

  1. 脱炭素社会に向けた温室効果ガス排出量削減(SBT:スコープ1・2)
  2. 資源保護および廃棄物排出削減とゼロエミッションの達成
  3. 水資源の節減・有効利用

社会・環境へのインパクト

重要課題3に関わる目標 インパクト(影響)
  1. 脱炭素社会に向けた温室効果ガス排出量削減(SBT:スコープ1・2)
  • SBTやRE100達成による環境負荷低減、気候変動問題解決への貢献
  1. 資源保護および廃棄物排出削減とゼロエミッションの達成
  • リサイクルやゼロエミッションの促進による資源保護などの環境負荷低減
  1. 水資源の節減・有効利用
  • 水問題の解決
  • 生活者の環境意識の改善

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各目標のマネジメント

以下表組における達成度評価について
目標達成:◯ 目標未達前期比改善:△ 目標未達前期比悪化:✕

脱炭素社会に向けた温室効果ガス排出量削減(SBT:スコープ1・2)

課題・戦略に
基づく具体策
評価指標 管理部署 20年度
計画
20年度
実績
20年度
評価
21年度
計画
温室効果ガス排出量の削減 温室効果ガス排出量
(t-CO2e)
2017年度比増減率
各部署 371,855
+0.6%
370,526第三者保証マーク
+0.2%第三者保証マーク
402,768
+8.9%
炭素効率
(t-CO2e/売上高(百万円))
サステナビリティ推進室 0.331 0.324 0.318

※ “20年度実績”の対象期間は1月1日~12月31日

資源保護及び廃棄物排出削減とゼロエミッションの達成

課題・戦略に
基づく具体策
評価指標 管理部署 20年度
計画
20年度
実績
20年度
評価
21年度
計画
産業廃棄物の分別推進 新築現場におけるリサイクル率(%)※1 住宅・建築事業本部 97.7 95.2第三者保証マーク 98.0
住宅解体現場におけるリサイクル率(%)※2
(本体着工ベース)
98.0 99.0 98.0
リフォーム事業※3におけるリサイクル率(%) 82.0 72.3第三者保証マーク 84.0
発電事業におけるリサイクル率(%) 資源環境
事業本部
79.3 91.0第三者保証マーク 56.5
海外製造工場におけるリサイクル率(%) 木材建材
事業本部
98.2 98.4第三者保証マーク 98.0
国内製造工場におけるリサイクル率(%) 木材建材
事業本部
住宅・建築事業本部
資源環境
事業本部
99.2
99.1第三者保証マーク 99.5
生活サービス事業など※4におけるリサイクル率(%) 生活サービス本部など 93.1 83.7 98.0

※1 住宅・建築事業本部、住友林業緑化、住友林業ホームエンジニアリングにおける新築現場を対象

※2 建設リサイクル法による特定建設資材(コンクリート、アスコン、木くず)を対象

※3 住友林業ホームテックのリフォーム現場を対象とし、リサイクルが困難ながれき・アスベストは除く

※4 生活サービス事業、住宅関連資材販売などの排出事業所を対象

※ 上記リサイクル率の“20年度実績”の対象期間は、全て2020年1月1日~12月31日

課題・戦略に
基づく具体策
評価指標 管理部署 20年度
計画
20年度
実績
20年度
評価
21年度
計画
廃棄物の削減、
ゼロエミッションの推進
産業廃棄物最終処分量(t)
(2017年度比増減率)
サステナビリティ推進室 56,632
(▲11.0%)
40,548
(▲36.3%)
54,087
(▲15.0%)
産業廃棄物総排出量(戸建住宅1棟あたり排出量)(kg/棟)
(2017年度比増減率)
住宅・建築事業本部 2,950
(▲11%)
2,977
(▲10%)
2,730
(▲18%)

※ “20年度実績”の対象期間は2020年1月1日~12月31日

水資源の節減・有効利用

課題・戦略に
基づく具体策
評価指標 管理部署 20年度
計画
20年度
実績
20年度
評価
21年度
計画
水資源の適正管理 水使用量(千m³) サステナビリティ推進室 2,824以内 2,851 3,011以内

※ “20年度実績”の対象期間は2020年1月1日~12月31日

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今後に向けて

温室効果ガス排出量については、2020年度370,526t-CO2eと、計画371,855t-CO2eに対し、排出量を抑えることができました。排出量の推計方法見直しにより海外住宅・不動産事業本部の海外子会社における排出量が2019年度差▲8,879t-CO2eとなったことに加え、新型コロナウイルス感染症の影響により、海外製造を中心に2019年度と比較して生産量が減少したことが主な要因です。

新築現場における産業廃棄物のリサイクル率については、95.2%と計画の97.7%には届きませんでした。2019年度より取り組み開始した、きづれパネル、屋根、外壁材のプレカット化を、全国規模にまで早期展開することにより、さらなる産業廃棄物排出量の削減、リサイクル率の向上を図ります。

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